岡山相互市場に鳥取県智頭町より注文した原板 2mx4分X8寸(12mmx240mm)が入荷しました。

含水率を計ってみると赤味で11.5%全体で15%〜10.5%と非常によく乾燥されていました。
杉材の人工乾燥は難しいのですが、青木製材さんは優れた施設をお持ちのようです。

焼き板を焼くときには板を三角に組むのですが、平面上で組むと手間がかかるので、専用の組み立て台を製作しました。
これは、邑久町の塩見木材さんからのアドバイスですが、当日はこの台のおかげで本当に助かりました。
ついでに、焼肉用のサイドテーブルも作ってみました。

消火用の水槽の製作工程です。このあと平井板金さんに内張りをしてもらい立派な水槽が完成しました。
当日は、水槽に漬けて消火する方法と水を使わず、酸素の遮断によって消火する方法の二通り実験してみて、炭の付き方、硬さ、色艶、等を比較してみるつもりです。

炉床の製作工程です。杉板に着火させるために安定した炉床が必要と考え燃焼温度を800度に維持するため、
一斗缶に蓄熱体を巻きつけ 酸素供給量を調整できるようにダンパを取り付けました。
当日はこの炉が1番のオチとなりました。(何の役にもたちませんでした。)

尋常でない煙が出ると聞いたので消防署へ届出を済ませてきました。
この書類の文面は 消防法第11条 様式10号 火災と紛らわしい煙又は火災を発するおそれのある行為の届出書  と云う物です。

準備風景 会場全景です。櫓(ステージ)は燃焼の様子(筒の中)を覗くために、
組み立てましたが、燃焼速度があまりに速く、とても覗ける状態ではありませんでした。

参加予定者です。 15名の予定でしたが、飛び入り参加もあり結局22名となりました。

藁縄を使って、【ねじり馳】の練習です。 石黒棟梁の指導のもと若手の大田棟梁景山棟梁、小畠棟梁がこの技を習得しているところです。
私もやってみましたが、思った以上に強く絞り込めるので驚きました。 
板の固定には、縄の他に針金、番線(銅線)も試してみましたが、燃焼後に解く早さ(容易さ)で縄が一番適していました。

さて、いよいよ焼き板作りです。今回の先生役の石黒棟梁の指導によって先ず鉋くずを一握り写真のように丸めて地面に置きます。

ライターで着火します。

筒状に組んだ杉板をかぶせます。

10秒ほどで煙が上がってきます。

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