屋根板を並べたところです。

八千代(水返し)の部分を保護するため厚胴縁を取り付けます。

櫨の先端部分には桟鼻と呼ばれるキャップの役物を取り付けます。
雨が回らぬように同色のシーリングで内側から保護します。

屋根板の先端部分の折り曲げ風景です。専用の工具(曲版定規)で折り曲げています。 
この工具も平井氏が既製品を自分用に加工して作った物です。

屋根板端部の収め(仕上げ)です。“ツマミ”とか“ツカミ”とか呼ばれる鋏で直線を出していきます。
鋏の跡を付けぬように微妙な力加減で折っていきます。

先ほどの厚胴縁の上に棟包みを取り付けるための雨押さえと呼ばれる下地板 を打ちつけ(正確には棟板と板金用語では呼びます。)その雨押さえにエプロン面戸と呼ばれる板を取り付けているところです。
このエプロン面戸には強風時に風によって雨水が棟から逆漏りするのを防ぐ役目と見えがかりの装飾の役目もあります。

櫨とエプロン面戸の隙間をシーリングしています。
板金工事のシーリングはあくまで保険の役割で万が一に備えているもので、それに頼っているのではないですよ。

棟包みの加工です こうして、ああして、こう折って ああ曲げて端部は見せないのがプロ。折り方は十人十色です。

ああやって、こうやってまだまだつづきます。

こう折って、ああ折って もう少しで完成です。

最後の仕上げに トントントン

完成です。 屋根を見上げる機会がありましたら、職人ワールドを思い出してください。

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